【KATO 153系湘南色模型】

165系模型に合わせて153系も蜜連型カプラー(KATOカプラー密連形A黒 11-703)に交換したので備忘録として記します。

蜜連型カプラーとは

多数の模型に標準で装着されているアーノルドカプラーとは見た目が異なり、実車の連結器に近い形状をしたオプションパーツです。


写左中央の物が標準のアーノルドカプラー、左下が蜜連型カプラー(組み立て済み)になります。

装着する車両に寄りますが、基本的にはポン付け交換が可能。これに換装することにより連結する車両同士の隙間も狭まり、その形状からより実車に近い見た目が再現できます。アーノルドカプラー装着車に見られる模型発車停車時のバネのような反動も抑えることが出来ます

この形状のカプラーは色々なタイプに対応したものが販売されています。まずは交換する車両に合ったカプラーがどのタイプが適合するのか確認必須。我が家の153系模型はKATO製10-319 低運転台仕様の6両編成。標準で装着されているのはカギ型のアーノルドカプラーです。台車色は黒、装着部はポケットタイプになっており、それに対応しているのは"製品番号11-703 KATOカプラー密連形A"になります。

【ケースに収まっている状態の153系と未開封11-703蜜連カプラー】

カプラーは1袋あたり20個(10両分)入っており、今回交換を行う153系6両セットならカプラーの必要数は先頭車両に使う1個x2両分、中間車両に使う2個x4両分の計10個なので全車両交換してもお釣りが来ます。

台車の取り外し

153系の台車はV型のプラスチック留め具が使われていました。外すときは車両内側で広がって台車を留めているこのパーツに対し挟み込むような形で力をかけて取り外します。手探りでも外せますが、留め具には若干の遊びがあるのでピンセット等で留め具を浮かせ、留め具がどの方向にV字になっているかをて確認してからの方が正確な力加減で安全に取り外せます。



ポケット型台車への取り付け

標準で付いているアーノルドカプラーを台車正面(線路上に乗せカプラーを先頭にして真っすぐ見た状態)から見て反時計回りに回転させるよう捻りながら外します。外れにくい場合は台車ポケット部分にプライヤー等を差し込んで広げてあげると取り外しやすくなります。あまり力を入れると台車が破損する可能性があるのでほどほどに。標準カプラーが取り外せたら蜜連型カプラーを逆の手順で押し込みます。ピンセット等でスプリングを縮めた状態(※1)のポケットに正位置から反時計回りに90度回した状態の蜜連型カプラーを差し込み、時計回りに90度捻って装着します。

※注釈1 スプリングは無くても良いようですが、スプリングが無しで装着した所カプラーが少々下を向いてしまったので私の153系は純正スプリングを付けたまま蜜連型カプラーを取り付けました。


カプラー回転時、少しポケットが広がる位に力を込めるのですが、キッチリはまると手ごたえがありポケットの形状も戻るのでキッチリ付いたかは判りやすい筈です。

車両への取り付けと連結具合の確認

台車が完成したら外した時の逆手順で取り付けパーツを車両底面の取り付け部に押し込んで装着します。まずは線路に対し水平についているかを確認。問題が無いようでしたらその車両を基準として次にカプラーを装着した車両を同じ水平直線の線路に乗せて位置があっているか確認するとキッチリ装着できたか判別し易いと思います。全ての換装とフィッティングの確認が出来たら作業完了です。


あとがき

車両数にも寄りますが、標準1セットの模型を交換するには然程時間のかからない作業だと思います。オプションパーツには説明書が付いているので基本的にはそれに従えば良いのですが、私の自己判断で+αした点や取付時の注意事項を書き残して今後の作業時にも思い出せるようにとまとめてみました。なにしろこの蜜連型カプラーを装着した車両の見た目が格好良い!これからもお世話になる事間違いなしのパーツです。カプラー換装前後の比較用編成写真や動画も撮っておけば良かったのですが忘れておりました。ですが、まだ我が家にはアーノルドカプラー仕様の0系新幹線が居りますので、そちらを換装する際には比較写真と動画も撮った上で投稿させて貰おうと思います。

今回の投稿は以上となります。最後までご覧いただきありがとうございましたm(_ _)m


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