”ありがとう185系” 私の踊り子号撮影記録
先月伊豆へ行き踊り子号とのお別れを済ませたつもりでしたが、引退日が近づくにつれてもう一度だけ見ておきたいという衝動に駆られて駆られて…一昨日の3月10日、お休みを貰い行って参りました(;-▽-) 平常時はバイクですが今回はクルマ。手持ちの撮影機材を全て搭載し、コロナ対策で大量に持ち歩いているマスクに加えて現在大量に飛散している花粉対策として追加購入したマスクやゴーグル、その他グッズ諸々詰め込み、除菌イオン発生器やら車用空気清浄機やらその他マニアックなアクセサリを全て稼働させ日付が変わると共に出発しました。
時間はかなり余裕があるので暗い山道をのろのろと移動。経路は地元民スペシャルな裏道のオンパレードなのですがいくつか問題がありまして、とにかく動物との衝突事故が多い!鹿や猪と追突して無茶苦茶になっている車を何度も見かけた道路です。ついでに怪異的な方面の怖い逸話も多い道路ですのでお浅間さんで頂いたお守りも装備。
暗い夜道を移動する事2時間、踊り子の撮影候補地圏内に到達したので今度は被っているお仲間さんが居ないか数地点を巡って現地にて状況確認。実際に185系踊り子号が通過する時刻にはどうなっているのかわかりませんが無い知恵絞って撮影地を選定。そんなことをしている間に辺りは明るくなりはじめ…
始発列車が通過。なのでお次は実際に撮影してみてカメラの設定確認。ダイヤ改正後から踊り子の愛称を引き継いで走るE257系も通過しましたがそれはまた後日。万全を期して185系踊り子号を待ちます。
そして遂にやってきた特急踊り子の通過時刻。今回狙っている2本のうちの初めに来る185系です。踏切の警報が鳴り始め、アウトカーブ先のトンネル内から独特の駆動音と共に車体が姿を現しカーブに差し掛かります。
カーブを抜けた先には駅があり単線区間のため踊り子号通過を待つ伊豆急行線8000系が停車中。下田方面へ向けて下ってくる踊り子号はホーム左車線を通過するためカーブの途中、橋の終わりにある分岐線路からS字を描いてホームに入っていきます。短い区間で右に左に動くからでしょうか、車体の傾き方も通常のカーブと少し違います。
ホーム前で減速、ゆっくりと踏切を通過して踊り子通過待ちの為停車している8000系の横を通り過ぎていきました。
一本目を見送ってすぐに今度は動画も撮影する準備を開始。日が差したり雨が降ったりとおかしな天気でしたが今回の撮影の為に防水しながら撮影できるカバーも購入してきたので抜かりはありません。
雨雲も薄くなり海が綺麗に見え始めました。写真右端の色の濃い桜は”台湾緋寒桜”と言ってお雛様を飾る時期に満開になるそうです。通りがかりに話かけて下さった方や近くのお店のご主人が教えて下さいました。河津桜が際立って有名な伊豆ですが、この近辺では年明けから春も終わりに差し掛かるまで、熱海桜に河津桜、緋寒桜、そしてお馴染み染井吉野などなど色々な桜が入れ替わりるように咲き、散って行くとの事です。
時間も11時を回り、今回2本目にして今度こそ見納めになる185系踊り子号通過の時間が迫ってきました。下田方面の遮断機の警報が鳴り、踊り子号を待つ8000系が駅に停車。続いて熱海方面の遮断機も下りて警報が鳴り始めます。
カメラを上り方面へ向けて待つこと暫し、トンネルから明かりが覗き185系特急踊り子号がやってきました。
警笛が聞こえたのちにトンネルから出てきた見慣れた電車。見慣れ過ぎていて見納めな気が全くしません。
一本目同様長編成の185系特急踊り子。思いっきり引きで撮りましたが編成が長すぎて一枚に収まりませんでした。駿豆線の踊り子号は短かったのに…
踊り子がカーブを通過した後急いで坂道を駆け下りて踏切方面へ。遮断機が上がったのちに駅西側へ渡り、下田方面へ向かう踊り子、そして自身が見られる最後の踊り子の姿を見送ります。
8000系の横で一時停止する特急踊り子。8000系の発車時刻まで僅かな間があるので踊り子通過後の駅北遮断機は上がったままになります。ですが踊り子号はすぐに走り去ってしまう為、遮断機が上がると同時に駅北西(線路を挟んで最初に居た撮影地点から真反対)の歩行者停止線先の撮影地点まで駆けます。
カメラをセットしている時間はないのでダイヤルをフルオートに切り替え、踊り子号に向けて当てずっ砲で連写しながらダッシュ。
ピントさえ合っていればLighatroomセンセーやNIKON謹製NX-D様が後で助けてくれます。
はい、このとおり。優秀な編集ソフトさんのおかげで角度やブレ、車両の位置など綺麗に整いました。三脚をおいてカメラをセットして――
なんてやっていませんよ。ダッシュ中の適当連写を修正したものです。そもそもそんなことしたら色々とどエらい事になって二度と電車を撮りに行けなくなってしまいますからね。それに踊り子号が行ってしまう前に撮影可能な停止線外のポイントまで行けなければ元も子もありません。
踏切を渡って道路わきの砂利場から望遠撮影。愛用の18-300mmレンズ本領発揮です。既に踊り子はホームの中程に居ましたが、まだまだ望遠に余裕アリ。最後まで見送りますよ!
そしてとうとう本当に最後の瞬間。分岐線から単線区間に戻り、その先のカーブに差し掛かる短い間だけこちらを、そして停車していた先輩列車8000系の方を対面で向く踊り子。なんだかお別れの挨拶をしているようです。まあ撮影中はとにかく見る事、撮る事に夢中で前文は写真編集時に思いついた後付けですけどね…
でもとにかくこれで本当にラスト。もう思い残すことは無いです。物心つき、電車に興味を持ったころからずっと見知っていた185系踊り子号がお勤めを終える時まで見ていられたこと、本当に嬉しいです。長い間おつかれさまでした。トレードマークのシンプルな緑ストライプ、大好きでした。後任の踊り子号も末永く愛される列車になってくれることを願っています。
【使用機材】
カメラ:NIKON D7200
カメラ:Panasonic V550M
レンズ:Nikon AF-S DX NIKKOR 18-300mm f/3.5-6.3G ED VR
レンズ:Nikon AF-S NIKKOR 80-400mm F4.5-5.6G ED VR
レンズ:Nikon AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G
固定器具:三脚 Nikon DSLR Tripod
補助器具:Nikon リモートコード MC-DC2
補助器具:Nikon リモートコントローラー ML-L3
補助器具:Nikon マグニファイヤー DG-2
編集ソフト:Adobe Lightroom6
編集ソフト:Nikon NX Studio
編集ソフト:AVIUTL(+x264guiEX,ffmpeg)
編集ソフト:VirtualDub+Deshaker3.1
カメラ:NIKON D7200
カメラ:Panasonic V550M
レンズ:Nikon AF-S DX NIKKOR 18-300mm f/3.5-6.3G ED VR
レンズ:Nikon AF-S NIKKOR 80-400mm F4.5-5.6G ED VR
レンズ:Nikon AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G
固定器具:三脚 Nikon DSLR Tripod
補助器具:Nikon リモートコード MC-DC2
補助器具:Nikon リモートコントローラー ML-L3
補助器具:Nikon マグニファイヤー DG-2
編集ソフト:Adobe Lightroom6
編集ソフト:Nikon NX Studio
編集ソフト:AVIUTL(+x264guiEX,ffmpeg)
編集ソフト:VirtualDub+Deshaker3.1
今回の投稿は以上になります。最後までご覧いただきありがとうございました。
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